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“対話”を大切に、チーム一体となって実現したいことを具現化してくれました。

NX・NPロジスティクス株式会社

家電製品や電子部品などのエレクトロニクスを中心に、ものづくり企業のパートナーとして物流サービスを展開されている、NX・NPロジスティクス株式会社様。

弊社では、2020年に社内用ビジネスツールの「エヌドア」、2021年・22年にはポータルサイトである「saibo」、「神戸化」の制作をお手伝いさせていただきました。

今回は、4年前のエヌドア制作時からご担当くださっている西谷様と近藤様に、当時を振り返りながらお話をうかがいました。

(Talk member)

NX・NPロジスティクス株式会社
人事部 人事課 人財採用係 係長
兼 働きがいソウゾウ推進室

西谷 和子

NX・NPロジスティクス株式会社
情報システム部 システム開発3課
管理システム構築係 主事

近藤 裕樹

will style inc.
代表取締役

坂口 浩介

will style inc.
取締役 CTO

奥田 峰夫

弊社を選ばれた経緯

坂口

まずは、「エヌドア」プロジェクトが始まった経緯をお聞かせいただけますか。

西谷

はい、弊社では2019年から「働き方改革」をテーマとしたプロジェクトを14名ほどのメンバーで進めてきました。なぜ、働き方改革をすすめるのかを考えていったときに、強制的に労働時間を削減するような取組みや制度を取り入れるということは、他社の失敗例等を見聞きすることで方向性が違うと思っていたのです。それよりも、社内スタッフがいきいきとやりがいを持って働ける環境を作り、今まで以上にお客様と向き合ったり、自己研鑽ができたりと、前向きな時間創出を行うことで、従業員の幸せと会社の成長がリンクすることを目指していきたいという結論に至りました。


その中で様々な観点で取組みを考えるにあたり、人と人とのつながりを作るコラボレーションの在り方の一つとして、ポータルサイトが良いのではないかという話があがりました。弊社にはもともとポータルサイトがありましたが、より多くの人に利用してもらい、スタッフ同士のつながりを生み出せるものにしたいということで、あらためて作り直そうという話になったんです。
坂口

それでは、なぜ弊社を選んでくださったのでしょうか。

西谷

弊社の風土は、まじめで、誠実、そして良い意味でも悪い意味でも保守的なんです。だから、このような新規プロジェクトを進めるときは、すでにお付き合いのある企業やグループ会社から選ぶのが今までのスタンダードでした。でも、今回の取組みでは、イノベーションを起こすためのスタッフの意識や企業の風土を変えようという点が大きな柱でもあったので、まず自分たちがワクワクできるような会社を選びたいなと思ったんです。


そんな時、たまたまプロジェクトメンバーの目に止まったのが、ウィルスタイルさんでした。実績を見てビビッときて、まずは話を聞いてみようという流れになりましたね。今までにない決め方だったので、私たちにとっては大きなチャレンジでした。

実際にお仕事をしてみて

奥田

私たちはお客様のことを全く知らない状態なので、どの案件でもまずはしっかりとコミュニケーションをとって理解したいという思いが強いんです。そのために、まずはスタッフの方とお話をさせてほしいとお願いしたのを覚えています。全国にいる様々なスタッフの方とオンラインでお話しましたね。

西谷

はい。私たち以上に、弊社について知ろうとしてくださる様子が強く伝わってきました。プロジェクトメンバーと一体になって、具現化していってくださったように思います。まずはデザインを作ってから意見交換をしていくという企業が多い中で、ウィルスタイルさんのように、社内でのリサーチや分析の段階にも入っていただいたのは初めてでした。


ただ、これほどまでに、”一緒に作り上げる”という姿勢ですすめていただいたことがなかったので、正直なところ戸惑いもありました。今までにはないタイプの進め方で、時間をかけたすり合わせが続いており、残りの制作期間を考えると後戻りができない状況でした。でも結果としては、とても良いご提案をくださって。「相手に寄り添って一緒に実現していく」ってこういうことなんだと感動しました。
坂口

私たちも今までの経験上、デザインの力だけでどうにかなるとは思っていないんです。デザインって正解があるようでなくて、趣味や好みがどうしても出てきてしまうものなので。だからこそ、お客様と対話していく中でロジックをしっかりと伝える必要があるんです。


たしかに、デザインを見せてから議論していくほうがイメージしやすいので、お客様が安心できる理由につながっていることはとても理解できます。ただそれよりも、事前の情報収集やコミュニケーションをしっかりと取ったうえでご提案したほうが、お互いにとって良いと思うんです。
近藤

社内の若手スタッフに対して意見交換会も開いてくださいましたね。今回一緒にプロジェクトに関わった上司が、「若手メンバーに任せよう」というスタンスだったので、立場や年次を問わず様々な意見を取り入れるきっかけになりました。次に入ってくるメンバーのことを考えると、この進め方はとても良かったです。

坂口

ありがとうございます。会社のことって、自分たちが一番分かっているかのように感じるけれど、実は世の中とずれていたり、社内だけでしか通用しないということもあると思うんです。だからこそ、第三者の目線で俯瞰して見るということが大切なんです。プロジェクトに関わるメンバーだけではなく、様々な人の視点を集めることで、よりリアルな意見を取り入れることができると思っています。

制作後の反響

坂口

エヌドアをリリースしてみて、その後の反響はいかがでしたか。

西谷
情報を発信する側の意識が変わったなと思います。思いを伝えたいときはブログで、皆に周知する必要がある情報はお知らせで…といったように、誰に何を伝えるのかが明確になり、見てもらうための発信に変わりました。
今までだと誰かに聞かないとわからなかったことも、全国の社員が同じ情報を同じタイミングで共有できるようになったので、「記事を読むのが楽しみになった」という声も多いですね。
奥田

エヌドアの場合、一度に1000件ほどのアクセスがあるタイミングがあって、そのあたりを考慮しつつシステムを構築するのも大変でしたね。

近藤

どの環境でも安定したサービスが提供できるように、弊社の状況をしっかりと把握しつつ、最適な提案をしていただき本当に助かりました。サイトの改修をご依頼した際も、弊社スタッフに対しての対応がとにかく丁寧で、一人ひとりに対しての説明をしっかりとなさる姿が印象的でした。

坂口

エヌドアのリリース後は、saiboの制作もご依頼くださいましたね。saiboでは、監修面で私と奥田が入っていたものの、フロントに立って制作をしたのが弊社の若手スタッフだったので、拙い点やご迷惑をおかけしたこともたくさんあったかと思います

西谷
いえいえ、若手スタッフとは思えないくらいしっかりとご提案くださいましたよ。saiboでは、ロゴやネーミングの提案までお願いしましたが、今考えるとかなり無茶ぶりをしてしまったのではないかと思っています(笑)。でも、エヌドアで弊社を理解してくださっていたからこそ、こちらが意図するものをすぐに落とし込んでくださった印象です。エヌドアからsaiboへと、私たちの思いをしっかりと受け継いでくださいました。
近藤
制作当初は、サービス名がなかなか浸透しなかったのですが、今では、エヌドア・saiboともに皆が当たり前に呼んでいます。エヌドア制作前のツールは、「あさぽち」と呼んでいたのですが、「エヌドア」と呼ぶ人が増えてきたときは嬉しかったですね。

制作から約4年が経って

坂口

制作のご依頼をいただいてから約4年が経ちましたが、その間に新型コロナウイルスが流行したりと、社会全体が大きく変化した時期でもありましたね。

西谷

はい、現場がある物流企業では無理だといわれていたテレワーク等の制度も取り入れるようになり、個々人の仕事に対する環境も変化し、あらためて「良い働き方とは」を考えるきっかけになりました。実は2024年から、弊社の「働きがい」に関する取組みに、新たな考え方を取り入れるようになりました。それが、ウェルビーイング(Well-being)です。今までは、「やりがい」と「働きやすさ」の2つを大きな軸として設定していました。でも新たな価値観や考え方も浸透してくる中で、それだけだと不足しているのではないかという話になって。これからは、やりがいを深める「エンゲージメント」、心身ともに健康でいきいきと働く「健康経営」、個性を活かせる環境構築や理解促進を目的とした「DEI(※1)」を加えて、さらに発展していけたらなと思っています。

奥田

会社全体として、スタッフの「働きがい」を真剣に考え、取り組まれているんですね。対話やコミュニケーションを大切にされている印象もあります。

近藤

そうですね。今までだと、何か物事を決めるとき、トップダウンで決まっていくことも少なくなかったのですが、そのあたりがよりフラットに変わっていったように思います。役職の高い人の思いだけで決めるのではなくて、若手スタッフともきちんと対話をしてから決定していくみたいな。昔からの慣習やルールのようなものを、対話を通してより良い方向に見直しができているのかなと思います。

西谷

若い世代になるほど、社内での対話を大切にするように変わってきているなと感じていて、私たちもマインドチェンジしていかないと、という思いがあります。

弊社はもともと、松下電器産業株式会社(現:パナソニック ホールディングス株式会社)の松下幸之助氏からの使命を受け、設立された会社なんです。「物をつくるまえに人をつくる」という言葉にもあるように、良い製品を作るなら、良い人・良い人材を育成して育てるということが根底にあって、そのようなDNAをもともと持っている会社なのだと思います。

坂口

社長とお会いせずとも、会社としての考え方やイズムが浸透しているのって素敵だと思います。今回お二人とお話して、いかに会社のことを熱く考えているかということがよく分かりました。

西谷
今回、働きがいソウゾウの取組みを進めていく中で、個人がチャレンジできることが増えたという声もあります。誰もが意見を言いやすい環境を作ったり、プロジェクト立候補制度を作ったり。「あの人、頑張っているな」とか「こんなチャレンジの仕方があるんだ!」とか、自分自身のキャリアを描いてもらえるような仕掛けとして、エヌドアやsaiboがそのきっかけを作ってくれているのではないかなと思います。
(※1)DEI:「Diversity(多様性)」「Equity(公平性)」「Inclusion(包括性)」の頭文字からなる略称。それぞれの従業員が持つ多様な個性を最大限に活かすことで、組織の成長や価値創出につなげるという考え方。

最後に

奥田
リリースから4年が経った今も、スタッフ皆様が毎日使ってくださっているというお声を頂けたのは本当に嬉しい限りです。
私たちも様々な企業とお仕事をしていて、せっかく作ったサイトでも年数の経過とともに活用してもらえなくなるということも少なくありません。でも、エヌドアやsaiboのように未だに多くの人に利用していただけるサイトを制作できたことは、制作者冥利に尽きますね。
西谷
実は今のサイトをさらにブラッシュアップをしていきたいという声もあって。制作から4年が経過する中で、新たな気づきや改善点が見えてきた部分もあり、ちょうど良いタイミングなのかなと思っています。
坂口
仰るとおり、3、4年って一つのサイクルになっていて、見直しのタイミングとして最適なんです。例えば、普段利用しているスタッフの方にアンケートを取ってブラッシュアップができると、より愛着を持ってもらえるのではないでしょうか。
西谷
ありがとうございます。こうやって、なにか思いついたときに「一度ウィルスタイルさんに話してみよう」という形で、気軽に相談できる関係性を作ってくださったのは、本当にありがたいです。これからも長くお付き合いをしたくなる企業と出会えて、心から良かったなと思っています。
坂口
私たちも、皆様と一緒にお仕事ができてとても楽しかったです。これからも良きパートナーとして、いつでもご相談いただければと思います。今後ともよろしくお願いします。